ほうこうレポート

ほうようポケモン、こうもりポケモン。

デキる運営になろう 3:後代育成・日頃の行い編

はじめに

ポケモンサークルで色々やっていました、クロサナです。
ポケモンサークル卒業が近づいているので、最後にできることを探した結果この記事を書いています。

本記事ではただ大会運営ができるというだけでなく、トラブルの少ない大会運営大会を開催した先を見据えた運営をするために考えたほうがいいと僕が感じていることを紹介します。

主にポケモンサークルで運営に関わっている人向けですが、ポケサー関係なく大会運営をしている人にとって多少示唆のある内容でもあるかなと思っています。



この記事は全3編を予定しています。
1:参加者との関わり方編
2:有能な運営への道編
3:後代育成・日頃の行い編

第三回は、後代の育成や日頃からの運営の行いについて。
サークルや大会がこれからも続いていくためにやるべきこと。
大会にいい印象を持ってもらうために、日ごろからできること。
こんな内容について、僕が気を付けていたことをお伝えします。

注意

この記事には僕が個人的に考えているだけの思想が多分に含まれます。
違う意見を否定したいわけではありません。予めご了承ください。

また、ここに書く全てをできなければいけないというものでもありません。
もちろん僕は全てできるといいと思ってはいるのですが、一つでもいいなと思ったことを心がけられるようになれば、十分この記事に意味があると思っています。

説教をしたいというよりは、先人の知恵を借りたい人がいるかもしれないから残しておこうという記事です。
僕自身ポケモンサークルで活動する上でいろんな人のブログから情報をいただきました。そのバトンを繋ぐために書いています
気軽にというのも無理な話題かもしれませんが、気を張らずに読んでいただければ幸いです。

運営を引き継ぐコツ

まずは後輩たちに運営を引き継ぐコツについて。
今まで僕はサークルの役職や大会の運営をいくつも引き継いできました。
正直どれも完璧に引き継げたとは言えません。
完璧に引き継げたのであれば、新しく直面した問題以外で後輩たちは困らないはず。
何回か引き継いできた経験から、こうしたらいいのではないかというものをお伝えします。

マニュアルを作成するコツとも言えるかもしれません。

順序・日程を教える

やるべきことをただ列挙しても、どのタイミングでやればいいのかが分かりません。
やらなきゃいけないのは知ってたけどいつの間にか手遅れだった!みたいなことは結構あります。
なので、まず全体のタスク一覧と大体の時期を知らせるのが有効です。
↓これとかまさにそう
kurobasana.hatenadiary.jp

理由・判断基準を教える

理由や判断基準を知らないと、作り上げた形式が無駄になりかねません

僕のポサリンピックの振り返り記事の最初の方に

『また、前回のポサリンピックなどから学んだ点として「担当をしっかり分けて執行部全員に仕事を分担してもらう」というものがあったので担当分けを詳しく行った。』

と書いてあります。

これが「ただ担当分けを行った」という記述だけだと、核心の内容である「執行部内でも仕事量に偏りがあるのが問題だった」という部分が伝わりません。
これを知らずに担当分けを採用しても、結局振る仕事が偏っていて担当分けが意味をなさない可能性があります。

引継ぎで達成されるべきは同じ行動をしてもらうことではなく、同じ思考をしてもらうことです。

具体的に教える

ありがたいことに、僕の解説記事(一覧)は各方面からわかりやすいとの声をいただいています。
このわかりやすい理由は恐らくですが、やるべき行動を具体的に伝えているからだと思っています。

例えば、僕のTonamel解説記事の中の説明はこんな感じ。

  • 何をすればこの画面に移動できるか
  • この画面で何ができるか
  • この画面で何を行うか

前の画面から遷移する方法を書いて、説明をして、次へと移動する道筋を書くようにしています。
このようにプログラミングをする気持ちで説明をする、というのが僕が意識していることです。

プログラミングのように説明するもう一つの理由として、例題を解いてもらうというのも僕はよくやっています。
ことそれを意識するようになってからの解説記事は、「試しに触ってみましょう」とか「一緒にやってみましょう」とか言ってます。
これは、何も考えずに記事の指示に従うだけで一通り機能を手で体験できるという記事の構造にしているからです。
僕自身が他の技術を習得するときに、「何となくわかったけど何をやればいいの?」となることが多く、また適当に試運転をしてみると把握できることが多かったのでこのようにしています。

この、何も考えずに指示に従えば習得できる、というのが「わかりやすい」ということなのだと思います。分かる努力をしなくても理解できるので、確かにわかりやすいです。

運営として頼りにされるためのコツ

ここに挙げる特徴がある人はめちゃくちゃ運営として需要が上がります。
周知されれば自分から案件を作らなくても勝手に呼ばれるようになります。

予約できる会場がある

オフで大会や交流会をやる上で一番の難所は会場を見つけて確保することです。
この難所を軽々解決してくれる人はもうそれだけで運営として呼びたいくらい。
なので、よく予約を取っていて勝手を知っている会場を持っている運営は非常に強いです。
住んでいる場所の区民館とか、よく行く大会の会場とかを調べてみるといいかもしれません。

配信ができる

前まではそうでもありませんでしたが、最近は大会に配信がつきものです。
この配信業務はまだまだ習得している人が少ない状況にあります。
こういうやれる人が少ない業務ができる人は当然運営でもありがたい人になります。
配信がその代表格ですが、ブログいじったりとかいろいろあります。

宣伝ですが、配信ソフトの使い方記事を書いたことがあります。
僕自身これを書いた時点では割と初心者なのと、YouTube周りの情報がだいぶ遅くなってしまっていますが。
基本的な使い方くらいは身に着けられると思います。
kurobasana.hatenadiary.jp

大きな大会・交流会をトラブルなく成功させている

結局経験が一番。
僕自身この記事含めノウハウ記事に書いてあることは全て実際にやってみて失敗してから学んだことです。
デカい大会を悪評なく成功させれば、それだけ信頼されます。
いきなり主催じゃなくても全然いいのですが、とにかく場数を踏みましょう。

人当たりがいい

人間として信頼可能なら当然運営としても信頼可能です。
ってだけなので、あんまり語ることはないかも。
人には優しくするといいらしいです。
運営の場面で人当たりの良さを演出する方法については、前回記事も参考になるかもしれません。

僕は↓これを意識してやってます。

普段の振る舞いで損をしないコツ

普段からリスクを回避できるのも、いい運営になるコツだと思っています。
「運営してる人が嫌いだから行かない」と言われるのはあまりにももったいないので、嫌われないことは大事です。人の事言えたもんじゃありませんが。
こういうのは嫌われがちな気がしますという僕の偏見がかなり含まれています。
絶対にそうと言いたいわけではないので、予めご了承ください。
主にSNSの扱い方です。

引用投稿の仕方に気を付ける

主に文章で投稿するタイプのSNSの話。Twitterとか。
引用はリプと同じです!
相手に自分が書いた文章がそのまま通知されることを忘れないようにしましょう。
リプをする時と同じ気持ちで文章を打つか、公式アカウントみたいな通知が行っても問題ないようなアカウントだけ引用しましょう。
引用投稿は悪。
僕は3年前にこれをやって他サークルの見ず知らずの同期を怒らせたことがあります(なんか今は仲良い)。

ネガティブ投稿をしない

僕も正直人のこと言えたもんじゃないので申し訳ないんですが、よくない事はよくないので書いときます。

  • ネガキャン
    • 冗談とかではなくマジでただただ嫌いな場合の投稿はよくない。たまに冗談も本気で取られてしまうのでわかりやすくしなきゃいけない。うーんむずかしい。
  • 病みツイ
    • 見苦しい。公開アカウントでやることではない。

あまりブロックしない

僕が実際に問題になってしまったので。
どうしても嫌いな人がいるのは仕方がありません。
しかしここでブロックをすると、相手に自分が嫌っていることがもろに伝わってしまいます。
この、相手に伝えるというのが非常によくない。
相手に伝わってしまうと、相手も自分のことが嫌いになります。相手も自分に伝えてくるかもしれない。こうして戦争がはじまります。
同じく、ブロック→解除でフォローを外すのも伝わるのであまりよくありません。
ツールを使わなければ伝わらないミュートくらいで済ませるようにするのが得策だとは思います。
あんまりこだわり過ぎるとTwitterの使い方が面倒になってしまうので、強く縛り付けないほうがいいものの、意識はした方がいいと思います。

公式アカウントで個人的だと思われる投稿をしない。

公式アカウントには、「扱うコンテンツについて発信する」という人格が宿っています
公式アカウントは人間ではなく機械です。
その人格に反したことを行ってはいけません。

極端な例
ポケモンサークルの公式アカウントで「モンハン楽しみですね!」と投稿
明らかにおかしい。
ポケモンサークルの公式アカウントなんだからせめてポケモンのこと話せよってなる。

ありそうな例
ポケモンサークル公式アカウントで「ポケモンの次回作はこんなポケモンがいると予想します!」
ポケモン関連のことを話してはいますが、よくない。
ポケモンサークルの公式アカウントを見に来る人の気持ちを考えてみるとよくないことがわかる。
ポケサー公式を見るときは、大体そのサークルの活動などが知りたい時のはず。
サークルの活動報告もなく、こんなポケモンがいるかも!とか言ってたら、お前のサークルはどんな雰囲気の場所なんだ!!!!ってなってしまう。

少し一般化すると、公式アカウントは、扱うコンテンツに対して有益な情報しか発信してはいけない。
例えばポケサー公式アカウントだったら、ポケモンサークルに興味を持ってみてくれた人が欲しいと思う情報しか書いてはいけない。
個人アカウントとは違って、相手に見られることを強く意識して投稿しなければいけないのが公式アカウントの難しさ。

ハンドルネーム・登録名に気を付ける

サークル内など身内だけならまだセーフですが、運営側として活動する前に改名しておいた方がいいケースを紹介します。
ハンドルネームは自分自身を表して他の人と区別をするためにつけるもの。
呼び名として適切でないものや、自分だけの名前にしてはいけないものは避けた方が余計なトラブルが減ります。

公序良俗に反する名前

そんな名前で呼ばせんなや!って言いたくなります。
流石にこれはわかってもらえるかと。
まぁ不快にならなければ面白いハンドルネームってだけで覚えてもらえるので、奇を衒うのは悪いことではないと思います。
がんばってラインを見極めてください。

長すぎる・呼びづらい名前

呼びたくない名前その2。
公式の実況で呼ばれても違和感がないくらいのハンネにすれば安全です。
全く別のものに変えずとも略称をハンネにしたりできると思うので、少し気を遣っておくとヨシ!

@以下が長い(登録名で遊びすぎ)

これはSNSの登録名でありがちなやつ。
「いいねされるたびに長い名前が表示されてうぜー」とかでほんのり嫌われるの、思っている以上に損な気がします。
親しい人とつながる身内垢とかならともかく、表に出すアカウントはシンプルにしておいた方が無難です。

その界隈のキャラクターの名前をハンドルネームにしない

ここまでくると本当に偏見かもしれないけど、一応。
極端な例でいうと、ポケモンサークル界隈で「ピカチュウ」ってハンドルネームで活動するのはややこしすぎる。
対面相手にピカチュウさん!って呼ばされる気持ちを考えないといけない。
他のゲームのキャラクターの名前ならともかく、その界隈のキャラクターはほぼ誰もが知っているはず。
お前だけの名前じゃないだろ!と思われがちではないでしょうか。

おわりに

僕が運営をする際に考えていたことの引継ぎ記事の第三弾でした。
冒頭にも書きましたが、いきなりここに書いてあることが全てできるようにはならないと思います。
実際に運営する中で「確かにそうかも」と思ったなら、意識していただけたら嬉しいです。

また何か思い出したら追記します。

サムネ用




















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