ほうこうレポート

ほうようポケモン、こうもりポケモン。

【Youtube】ライブ配信の始め方から応用までこの記事で全部練習してください【OBS】

はじめに

本記事は、ゲーム配信や大会の様子の配信方法を配信初心者に習得して練習してもらえるように書いている記事です。適宜必要な情報を拾ってください。解説というよりは寄り添って教える感じイメージでがんばって書きます。めちゃめちゃ丁寧なので冗長に感じるかも。
2021年8月25日~31日に行われたポケモンサークルの交流企画「ポサリンピック2021」で僕が実際に配信を行った経験を元に書いているので、一応大規模なオンライン企画の配信準備を想定していますが、細かいところに目をつぶってもらえれば個人の配信も習得してもらえるはずです。
具体的には、↓このチャンネルでやっていることが全部出来るようになります(絵など素材作りは除く)。
www.youtube.com
サリンピック2021について気になる人はこちらのブログを参照にしてください↓

絵など素材作りや、その他大会運営に必要な技術は↓こちらを参考までに。
kurobasana.hatenadiary.jp

アカウント用意編

表示する
配信用のYoutubeアカウントを作りましょう。

Googleアカウント作成

といってもYoutubeアカウント=Googleアカウントらしいので、作るのはGoogleアカウントになります。

手順は↑ここに書いてあるので、注意点をいくつか。

  • 作る人

アカウントを作る人はなるべく時間に余裕がある人がいい。できれば、メンションしたりしたらすぐ気づくような人がいい。
後述するが、Youtubeアカウントに他の人をログインさせる場合、いちいちアカウントを作った人がそのときに承認しなきゃいけない。ログインしたいときにアカウント作成者から反応がなくてログインできないから作業が止まる、みたいなことにならないように気をつけてほしい。

  • 個人用にすること

1人で使うためじゃないし、ビジネスかも??
とか思ってはいけない。
会社の電話番号を要求されたり、会社の所在地を聞かれたりする。アホ。

  • 名前

確か表示されるチャンネル名姓名が逆になったと思う(2021/9/24時点)。
チャンネル名をYoutube側でまた別に設定できたはずなので、あんまり気にしなくても大丈夫。

  • メールアドレス、パスワード

みんなが覚えやすいように、企画に関連性のあるものにしておいた方がいい。
パスワードは主催の好きなポケモンの図鑑ナンバー+英語名だとか。
僕個人の話で言うと、「数字+今対戦で使っているポケモン@使っているわざ+数字」みたいなやつにしている。あんまり考えずに長いパスワードが無限生成できていい感じ。

ブランドアカウントへの移行・招待

個人で配信をするならもう終わりで大丈夫なんですが、ポサリンピック2021では複数人の配信担当を作る予定でした。
そして、普通のYoutubeアカウントは複数人でログインすると凍結するらしいです。困った。
幸い、こんな僕たちのために「ブランドアカウント」というシステムが用意されています。
ブランドアカウントに変更すると、他のアカウントを自分のアカウントの管理者として招待することが出来ます。
そんなわけで、複数人の配信担当をつけて配信する場合には、先ほど作ったアカウントをブランドアカウントに移行する必要があります。
方法については僕が参考にしたこのサイト↓を参考にしてください。おかげで結構簡単にやれました。
今確認したらページ消えてました。
時間ができたら書き足しますが、書かれていなかったら各自調べてください……。すみません。

次に、他の人を管理者に招待する方法。
こっちもそんなに難しくないです。
1.アカウントの設定を開いて

2.アカウント→チャンネル管理者→「管理者を追加または削除する」

3.「権限を管理」を押してログイン→招待する人のメールアドレスを入力して、招待する(管理者などの役職は自由に選んでください。ただ、配信するなら管理者より上が必要かも?)

4.メールを見ると招待されているので、招待を受ける。

これで完了。

ライブ有効化

アカウントもできた、よーし配信できるぞ!と思っていると1つ罠があります。
それがライブ有効化。
よく分からんのですが、ライブを開始しようとすると、「おい一日待てや」って言われます。
なので、アカウントを作ったり招待を受けたらすぐ、「ライブ有効化」を行ってください。
手順は1つで、下の画像のようにライブを開始しようとするだけ。

ライブを1回もやったことがないと、「ライブを有効化しますか?」みたいなのが表示されてるので、それをクリックすれば完了です。
なんでこの手順必要なの? Youtubeさん教えてよ。
ともかくこれをライブの1日前にやっておかないとかなり困ります。

配信のためのYoutube側の設定はこれで終わり。

配信ソフト準備・扱いの基礎編

アカウントが出来たら、配信ソフトをなんとかしましょう。
今回は皆さん御用達「OBS」を使います。

表示する

まずはダウンロードから説明~と思ってOBSのダウンロードページを調べたところ、衝撃のページを発見した。
な ん か 全 部 書 い て あ る 。
これから説明しようとしていたことがだいたい書いてあってたまげた。
僕もこのページを見て勉強したかった。
皆さんもOBSについてなんかやりたいことができたらこのページを参考にしてみてください。
一応この記事では「めちゃめちゃ丁寧なので冗長に感じるかも」とか書いてしまっているので、この記事よりも練習風味に、書いてあることやればある程度わかるようにがんばって書きます。

ダウンロード

↓ここを見よう(さっきと同じページです)。
OBS Studioのダウンロードとインストール方法
いきなりはしょって申し訳ないんですが、ここは本当に書いてあることやるだけなのでこちらに従ってください。あと1回消して再ダウンロードしないと説明の画像が取れないので……。
この記事が消えててもOBSのインストール方法は調べれば出てくるのでがんばってください。

OBS起動

OBS起動。この画面が出てきます。

そしたらまずは初期設定をしちゃいましょう。
左下の「設定」を選んで、下の画像の画面に移動します。
「テーマ」で好きなのを選ぶのと、「出力」の上みっつにチェックを入れておきましょう。

今はよくわからなくても、おまじない程度に思っておいてください。テーマは本当に好みでいいです。


そしたら、まずはソース・シーンについて。
ソース・シーンを簡単に紙芝居で例えてみます。これで伝わるのか分からないけれど。
ソース:下の画像の右側。今表示されている画面の中の画像やテキスト。紙芝居でいうと、一枚の紙に描かれているもの。
シーン:下の画像の左側。画面を別々に用意できる。紙芝居でいうと、紙の種類。場面が切り替わるときに切り替える。


こんなイメージで大丈夫。

ちなみに、この「シーン」とか「ソース」とかの名前の部分をクリックしながら動かすと、下の画像みたいな感じで、にゅっと外に出てきます。
最初のうちは混乱するだけなので、もしこんなことになってしまったら直しましょう。
慌てず騒がず、もう一度「ソース」とかの名前の部分をクリックしながら、戻したいところ周辺をくるくる動かしてみてください。
僕もよく分かりませんが、何回かこれやってるとぴたっと元の位置に戻ってくれます。

ソース

ソースの使い方~。

画面を整える

今の画面だと、テキストと画像が重なっちゃってます。
この重なりの順番は、実はこのソースの中にある順番で決まってます。

↑今の状態だと「ピカチュウの画像」の方が「テキスト」よりも上にあるので、ピカチュウの画像の方が上に重なっているわけです。
ためしにテキストを画像より上に移動してみましょう。

文字の方がピカチュウより上にあるのと、ソースを見るとテキストが上にあるのも確認できます。
ここで不透明度の恩恵も感じられますね。


そしたら、まずテキストの位置を動かしてみましょう。
↓の画像のように、「テキスト」をクリックすると、テキストの枠が赤く光ります。

もしくは画面上のテキストをクリックしてもいいです。とにかく、移動したいモノの枠を赤く光らせてください。

この状態になれば、移動できます。赤枠の中をクリックしたまま移動してみてください。
画像も同じ要領で。

そしたら、同じように画像を光らせて、今度は四方にある四角をクリックしながら動かしてみてください。

すると拡大縮小が出来ます。覚えておきましょう。

現在こんな感じ。

シーン

そしたらシーンを触ってみましょう。
「シーン」の左下にある+を押して、適当なシーンを作ってください。
名前はシーン2のままでもいいです。
すると、↓こんな風にソースがなくなってしまいます。

これは、紙芝居でいうところの新しい紙に移ったからです。
「シーン」の中からさっきいじっていたシーン(ここでいう「シーン1」)をクリックすれば、さっきの場面がもどります。
シーン2にもなんか適当に画像などを入れてみて、シーン1とシーン2を順番に切り替えてみてください。
こういうことか~~~ってなるはずです。

音声ミキサー

次に、配信に入れる音声を管理する「音声ミキサー」について。
これ。ぱっと見難しそうだけど、実はそんなでもない。

緑色とか黄色のバーの下に動かせるつまみがあって、それを動かすと音量調節が出来ます。
音が出ると、こんな風に光ります。

デスクトップ音声というのは、(何も設定していなければ)今そのパソコンから流れている音声のことです。
マイクは自分が喋っている声。
基本的に入る音声はこの2つで、後述のBGMとかを入れると音声ミキサーの数が増えるかも。

そしたら、「オーディオの詳細プロパティ」について覚えましょう。
歯車マークをクリックすると出てくる、一番下のやつです。

「オーディオの詳細プロパティ」をクリックすると、こんな画面になります。

このうち、基礎として気にするのは「モノラル」と「音声モニタリング」です。

  • モノラル

とりあえずチェックを入れましょう。
モノラルは「マイク1つで収録しています」の意味らしい。マイクが複数ある機器を使う方が稀だと思うので、チェックを入れて置いて問題ない、はず。
声を入れる用のマイク使ってるのにこれにチェックが入っていないと、声が左側からしか聞こえないよ~~~~~~みたいなコトになったりします(一敗)。

  • 音声モニタリング

横の^マークをクリックすると、なんかみっつでてきますね。

・モニターオフ→普通。ライブ配信に音は乗って、自分には乗っている音は聞こえない。
・モニターのみ→ライブ配信に音は乗らず、代わりにライブ配信に乗るはずだった音が自分に聞こえる(自分の声とか)。
・モニターと出力→上ふたつの合わせ技。


どういう風に使うかというと、音量のバランス調整です。
例えば、ライブに乗せる自分の声と通話相手の声、そしてBGMの大きさのバランスの調整がしたいとき。
いちいちYoutubeで限定公開ライブ配信を開始しなくても、「モニターのみ」にすれば、ライブ配信で乗る予定の声が聞こえてきます。それに合わせてバランス調整してあげればいいわけです。
また、ゲーム音楽を自分でも聴きながらライブ配信でプレイしたい~なんて時は「モニターと出力」を使えば、ライブ配信にBGMを乗せつつ自分も音楽を聴けるわけです。

他に「音声ミキサー」で僕が使ったことがあるのは「プロパティ」欄くらいですが、基礎ではないのでとりあえずこんなところで。あとで書きます。

動画、BGMを入れる

画面に動画を表示しておいたり、BGM(音声ファイル)を入れたり出来ます。
やり方は画像の入れ方と全く同じ。用意した動画ファイルや音声ファイルをドラッグ&ドロップでいいです。
もしくは下の+ボタンから、「メディアソース」を選ぶ(動画も音声もこれでOK)。

メディアソースの設定画面はこれ↓

「繰り返し」にチェックを入れるのは必要な人が多いかも。
他は「速度」を変更できることくらい?

あと、BGMについては著作権とか色々あったりするので、フリーBGMダウンロードしたりするのがよさげです。

他の画面を映す

配信するなら、ブラウザのゲームを映したかったり、Discordなんかで通話している様子を映したかったりしますよね。
自分の見ている画面を映す方法を教えます。

画面キャプチャ

ソースの+ボタンから、画面キャプチャを選んで→OK→OK

こんな風に、自分が見てる画面が全部映ります。

これは後述する「トリミング」を使わないとだいぶ使いづらいです。

ウインドウキャプチャ

そもそもウインドウとはなんぞやって話なんですが、簡単に言えばアプリの画面のこと
OBSを表示しているのもウインドウだし、Googleとかで検索しているのもウインドウ。
要するに、「画面キャプチャ」みたいに画面全体じゃなくて、1つのアプリの画面だけを映せるんです。便利。

こちらもやってみましょう。
ソースの+ボタンから、ウインドウキャプチャを選んでOKを押すと、こんな画面が。

表示される画面は人それぞれです(僕の場合はDiscordというアプリで通話しているのでそれが映ってます)。


「ウインドウ」のところをクリックすると、今映せるウインドウの一覧があります。ここから映したい画面を選ぶ感じです。
「キャプチャ方法」は自動で良いと思います、よくわからない。
「ウインドウの一致優先順位」は、「OBSくんが映す画面をどうやって探せばいいですか?」っていう質問です。自分が探してほしい方法に合わせて選ぶんですが、わからなければそのままでも大丈夫。

  • 映らない場合

僕らが映してって言った画面が見つからなくて、OBSくんが困っちゃってる場合がほとんどです。
そういうときは「ウインドウキャプチャ」を右クリックしてプロパティを表示して
もう一回「ウインドウ」から映したい画面を教えてあげてください。たぶん映してくれます。

Switchの画面を映す

Switchの画面を映したい、ということは「キャプチャーボード」、キャプボが必要です。
キャプボは簡単に言うとゲームの画面表示データをパソコンに移動してくれるやつ。これがないと、配信ソフト(OBS)にSwitchの画面は映りません。
キャプボのお値段は1000円~25000円くらい?と様々ですが、用途によります。
ポケモンの対戦だけ映ればいいやというのであれば、1000円くらいのでも足りるらしいです。
ただ、他のゲームをやりたくなったときに1000円のものだと画面の遅延がバカにならなくなってくるらしく、高いのが必要なんだとか(詳しくないため受け売り)。
これからオンライン化が進んでいけば、パソコンにSwitchの画面を映せると便利なときも増えてきます。特にオンラインで活動してるポケモンサークルだったら絶対重宝します。
なので、個人的には先行投資だと思って思い切って買って損はないのかなーと思います。

キャプボを手に入れたら、そのキャプボについてる説明書と、↓のページを眺めつつ頑張ってみてください。
OBS Studioのキャプチャデバイス(キャプチャーボード)の設定
これも先ほど挙げたページと同じところです。

PCゲームではなく、ゲーム機を専用のキャプチャデバイス経由でOBS Studioに画面を表示させることも可能です。
キャプチャデバイス(キャプチャーボード)を使った場合のOBS Studioの設定を紹介します。

1.OBS Studioの画面下部にある「ソース」の「+」から「映像キャプチャデバイス」を選択します。
2.キャプチャデバイスがOS上で認識されていて、かつOBS Studioに対応しているものであれば「デバイス」の欄に表示されますので選択しましょう。
その際、画面の解像度などの設定も変更できます

引用:OBS Studioの使い方、ゲーム実況やライブ配信で使われる定番のソフトのインストールから設定方法までをご紹介
URL:https://www.dospara.co.jp/5info/cts_str_gamepc_obsstudio#ch05(さっき上に書いたやつ)

シーントランジション

サリンピックではシーンとシーンを変えるときに、こんなカットインを挟んでいます。

こういうのができると、配信もちょっとかっこいいよくなりますよね。
これの設定は「シーントランジション」からできます。

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試しに、「カット」と書いてあるところをクリックして「スワイプ」を選んでみてください。
そして、「シーン」を今見ているのとは別のシーンに選択してみると……
こんな感じでシャっと横にスライドします、すごい。

じゃあ今度は、シーントランジション内の「スワイプ」をまたクリックして、「追加:スワイプ」を選んでみましょう。
OKを押すとなんか設定画面が開きます。

「方向」を「上」に設定して、トランジションのプレビュー」を押してみてください。
上に動きます。
スワイプインにチェックを入れてトランジションのプレビュー」を押すと、同じ上でもまた移動が変わります。
説明は同じなので省略しますが、「カラーにフェード」とか「輝度ワイプ」とかも設定してみると、これだけでちょっとかっこいいです。


で、上で紹介したポサリンピック2021のカットインは、このどれでもありません。
自分でシーンチェンジ用の動画素材を作って、その動画をカットインとして挟むように設定しています。
シーントランジションの種類でいうと、「追加:スティンガー」です。
シーントランジションの種類から「追加:スティンガー」を選んでOKを押すと、↓こんな設定画面になります。

「動画ファイル」の欄の「参照」を押して、シーンチェンジ用の動画素材を設定してください。
そしたら、一番下にある「トランジションのプレビュー」を押してみてください。
動画が流れてシーンが切り替わるんですが、ちょっと待てよと。
画面Aから一瞬で画面Bに切り変わってから動画流れてるじゃねーか馬鹿野郎となります。
本来映像が流れている裏で画面Aから画面Bに切り替わってほしいので、ちょっとだけ切り替えるのを遅くしてくれとOBSに頼む必要があります。
具体的には、「動画ファイル」のすぐ下にある項目2つをいじります。
トランジションポイントの種類」→「フレーム」
トランジションポイント(フレーム)」→「30」

こんな感じにしてもらえればOKです。まぁおまじないだと思ってください。

これで設定は終わりです。シーンを変えれば動画が流れるのが確認できます。

え、シーントランジション用の動画素材なんて持ってない?
「OBS シーントランジション 素材」で検索したらなんかいい感じのがいっぱい出てきます。
ありがたくいただきましょう。
自分で作りてえんだって方はこちら↓
ポサリンピック2021振り返りレポート ~使った技術編~ - ほうこうレポート

配信画面を作る

さて、これで配信画面を作る技術として教えられることは全部教えました。
実際に配信画面を作るわけですが、ここからは皆さんのセンスでがんばるしかありません。
1つだけいうなら、センスは経験なので、自分が知ってるかっこいい画面を真似しましょう、とだけ。
背景の素材などの用意は、検索していい感じのを持ってくるでも、自分で作ってしまうでも、がんばってください。
作る場合は、↓こちらで素材の作り方など最低限解説しておきました。

サリンピック2021で使用した配信画面を参考にする場合はこちらから↓
ポサリンピック2021振り返りレポート:配信素材準備

配信設定

さぁあとは配信設定をするだけ。
OBS右下の「コントロール」から、設定を開きましょう。

「配信」をクリックして、サービスを「Youtube」に設定します。

あとは「ストリームキー」を設定したら終わりです!!
ストリームキーは簡単に言えば、Youtubeにいっぱいあるチャンネルの中で、あなたのチャンネルはどこですか??みたいな住所を表すモノ。
これは、Youtubeの画面の右上で「ライブ配信を開始」を押して、ライブ画面に移動すると手に入れられます。

このストリームキーを設定したら本当に準備終わり。
あとはYoutubeの方でタイトルなどライブの設定をして、OBSの「配信開始」ボタンを押すだけ。
ここまでお疲れさまでした。

応用編

さてさてここからは応用編、というかちょっと難しめな話です。
覚えなくてもたぶんなんとかはなるけど、もしかすると使いたいことが出てくるかもしれない(というか僕が実際に使った)ので書いてある、そんな知識です。

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画面整理の豆知識

トリミング
四方の四角をクリックしながら動かすときに、「Alt」キーを押しながら動かしてみてください。
そうすると画像の一部分だけにすることが出来ます。トリミングってやつですね。

画面ギリギリに近づける

↓こんな風に、画面端ギリギリに、でも画面端にはくっつかないように配置しようとしてみてください。

強制的に画面端にくっついてしまうはずです。
スナップ機能といって、普段なら位置をぴったり調整するのに役立つモノではあるのですが、邪魔な時もあります。
この機能を解除するには、「Ctrl」キー、コントロールキーが重要です。
コントロールキーを押しながら動かしてみてください。上手くいきます。

真横に倒す

こんな風に画像などを横に倒したい、そんなお願い叶えます。

まず回転させたいモノをクリックするなり、ソースの中の画像を選択するなりして、画像を赤く光らせます。
そしたら、回転させたいモノで右クリック。更に「変換」にカーソルを合わせて、「時計回りに90度回転」を選んでみてください。回ります。

スタジオモード

さて配信画面もできればもう配信はできるんですが、その前に1つ、「スタジオモード」のテクニックを覚えたらいいかもしれません。
OBSの右下、「コントロール」タブの上から4番目。

こいつをクリックすると、なんと画面が分裂します。

こいつはどういう意味かを説明していきます。

  • 左側の画面(プレビュー)→さっきまでの、レイアウトとかをいじるのに使っていた画面です。
  • 右側の画面(番組)→こっちは、実際に今ライブをしていたとしたら映っている画面です。

試しに左側の画面にあるものをなにか動かしてみてください。
左側では動いているのに、右側の画面では動かしたはずのものが動いていないはずです。
そして、動かし終わったら、ど真ん中に書いてある「トランジション」をクリックしてみてください。
右側の画面が切り替わって、左側の画面と同じ配置になりました。

そう、つまり、画面配置を変えている途中のあたふたしているところを映さずに、配置換えが終わってからライブ画面に反映させることができるのが、「スタジオモード」です。
適当に配信するなら別に気にする必要はありませんが、配信のクオリティをあげたいのであれば覚えておいて損はありません。

ちなみに、真ん中の「クイックトランジション」を+ボタン押して増やしておくと、画面を切り替える方法を使い分けられるようになります。
「シーントランジション」に「スティンガー」を設定した状態で「トランジション」ボタンを押すと、ちょっと文字の位置変えただけでも、切り替えるといちいち動画が流れてしまいます。そんなときに「クイックトランジション」の「フェード」などを設定しておけば、画面の切り替え方を使い分けることが可能です。
かっこいいというよりは、違和感のない配信が出来るようになりますね!

仮想オーディオデバイス

これは新しいものをインストールしたりと難しい話になると思うので見なくてもいいかもしれません。
一応内容としては、「デスクトップ音声でまとめないで、通話の音だけに絞ってOBSに入れたいよ~」というお悩みをお持ちの人に向けたモノになります。

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前提として、「通話アプリ「Discord」で通話をしていて、デスクトップで流れている他の音を入れずに、通話相手の音声だけをライブに入れたい」という状況でお話しします。

今の状況↓

これを解決するには、Discordの音声をOBSに直接流し込んじゃえばいいわけです。
そして、それを可能にするのが仮想オーディオデバイスというやつ。
先にやりたいことのイメージをお伝えします。
↓こんな感じ。

それではやっていきましょう。

仮想オーディオデバイスの準備。

仮想オーディオデバイスで検索すると、もう今はないものとかが色々出てきます。
なので、この記事も役に立たないかもしれません。その場合はがんばってください。
とりあえず、僕が使っているのは以下の2つ。
VB-Audio Virtual Cable
ダウンロード↓
vb-audio.com
Yamaha SYNCROOM Driver
ダウンロード↓
syncroom.yamaha.com

入れるのはどっちでもいいです。上のやつの方が余計な機能がついてこない分容量が少ないらしいですが、あんま気にしてない。
ダウンロードするソフトをダウンロードすることになると思うので、ダウンロードしたファイルを開いて指示に従えば「仮想オーディオデバイス」ができあがります。
ダウンロードするだけ。

Discordのユーザー設定から「音声・ビデオ」の設定を開きます。
出力デバイスの選択画面で入れたものが表示されていればOKです。


Discord側の準備

出力デバイスの設定をさっきダウンロードしたやつに切り替えます。
そうすると、Discordの音声はその仮想オーディオデバイスにだけ流れ始めます(デスクトップからは聞こえなくなる)
Discord側の設定はこんだけ。

Q.聞こえなかったら会話できないじゃん。どうするの?

  1. Discordのサブアカウントを作ります。
  2. スマホなど別端末を使って、サブアカウントでDiscordにログインして会話に潜ります。
  3. 相手の音声が聞こえます。

要するに聞く専用のアカウント用意しろってことです。

こんな感じで
OBS側の準備

「音声ミキサー」内の「デスクトップ音声」の横にある歯車を押して、「プロパティ」を開きましょう。

「デバイス」をさっき入れた仮想オーディオデバイスに設定すれば終わりです。


これで今パソコンは↓こんな設定になりました! もう困りません!!

これは必要な人には必要な情報ですが、この仮想オーディオデバイスを使うと、ボイスロイドの音声をDiscordの自分の声の代わりに使えます。配信に関係ないので詳しくは調べてください。

終わりに

これで僕のOBSについて持っている知識は全部です。
皆さんが少しでもOBSについて分かったなら嬉しいです。
それでは。




サムネ用

適当サムネ



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