ほうこうレポート

ほうようポケモン、こうもりポケモン。

0から説明! Tonamelの使い方初心者講座

はじめに

本記事は大会管理ツール「Tonamel」をまだ使ったことがない人向けに、なるべくわかりやすくTonamelの使い方を解説することを目指して執筆された記事です。

ゲーム大会を運営してみたいけど、いろんな作業をこなせるか心配でしょうがない。
ゲーム大会運営したことあるけど、参加者申請にトーナメント管理に、もうこりごり。
大会管理ツールを使ってみたいけど、なんだか難しそうで諦めてしまった。
そんな皆さんにこの記事を捧げます。
初めに言っておきますがTonamelは優秀なのでマジで簡単です!!!

Tonamelって何

0からと銘打っているので、まずはここからいきましょう。
Tonamelとは!
ゲーム大会の運営をするためのオンラインツールのことです。

具体的には以下のようなことができます。

  • 大会の概要などを書いた大会ページを作れる。
  • 大会のエントリーフォームを作って、エントリー管理ができる。
  • 参加者リストが作成される。
  • エントリーした人たちを配置したトーナメント表を作れる。
  • 逆に参加者にエントリーしてもらわなくとも運営だけでトーナメントの管理も可能(ゲストプレイヤー機能)
  • トーナメントの勝敗管理をすることができる。


特にオンラインであれば、大会運営作業の大体全部がこれで済みます。
他にもこまごまと色んな便利機能がありますので↓のページを参照してください。
tonamel.com

使ってみよう!

なんとなく便利そうなのが確認できたところで、一緒にTonamelを使ってみましょう!!!
と言っても使い方なんて↓に全部書いてあるので、本記事はここに書いてあることなんにも考えずにやるだけである程度使い方が掴めるようなものを目指すつもりです。対戦よろしくお願いします。
tonamel.com

まずは下のリンクからTonamelのサイトに行ってみましょう。お使いのデバイスがパソコンでしたらこの記事とは別のウインドウに表示するといいかもしれません。
Tonamel | Better Tournaments, Better Platform

※以降の画像は2022/6/4現在のTonamelさんの表示画面です。情報が古くなってしまっている可能性があることを予めご了承ください。

アカウント取得

Tonamelを使うにはまずアカウントを取得しなければなりません。
とはいっても、新しく情報を登録したりみたいな面倒な作業はいりません。

ひとまず新規登録ボタンを押しましょう。

するとこんな画面に。

どれかを選んで連携するだけです。
流石にどれも持っていないな~って人はあんまり多くはないんじゃないでしょうか。
Googleアカウントなんかを連携する際には本名バレだけは気を付けてください。

これでアカウント取得は完了です。

Twitterログインについて

Tonamelに限った話じゃないんですけど、主に複数のアカウントがある場合にTwitterログインに困る人が多いので言及しておきます。

表示する

一度TonamelにTwitterでログインすると、2回目以降は「Twitterでログイン」を押した瞬間自分のアカウントですぐにログインされるようになります。
手間がかからなくて便利なんですけど、別のアカウントに変えたい場合は全部自動でやられてしまうとアカウント切り替えができなくてすごく困ることになります。
これなんですが、今自分がメインでTwitterにログインしているアカウントを変えることで解決できます。

↑この「今Twitterで表示されているアカウント」が「Twitterでログイン」を使ったときにログインするアカウントと直結しています。
なので、ログインするアカウントを変えたい場合はTonamelのページではなくTwitter自体を開いて変える必要があります。
↓変えることができましたの図

これの注意ですが、スマホでやろうとしている場合は特に、Twitterアプリ上で切り替えても意味がないので注意です。
Tonamelを開いているブラウザ上でTwitterを表示して、それのログインアカウントを変更する必要があります。
Twitterアプリを開いているとブラウザでTwitterを開くときにアプリに自動で移動するので若干面倒なんですけど、「新規タブで開く」とかを使えば行けると思います。

大会を作ってみる

ログインできたら多分こんな画面になっていると思います。
そしたら「トーナメントを開催する」を押してみましょう。

主催団体機能について

すると↓こんな画面になります。

自分のアカウントだけで作る分には適当で大丈夫です。ハンドルネームでも入れておいてください。
今回もテストなのでそれで大丈夫です。次に進みましょう。

以下主催団体機能の説明、便利ですが罠があるので団体で大会を開催する人はぜひ一読ください。

表示する

この主催団体機能というのが結構便利で、複数のアカウントを所属させてそれぞれ自分のアカウントから主催団体が持っている大会を操作することが可能になります。
例えばポケモンサークルで主催をする場合は、わざわざポケモンサークルの公式アカウントでログインしなくても、自分のアカウントから触ることができるようになるわけです。

ただここには一つ注意点があります。
というのも、現状主催団体を作ったリーダーを変更することができません(一敗)。
なので、最初に主催団体を作るアカウントには気を付けてください。
例えば、最初に主催団体を作るアカウントはサークル名義のものにしておかないと、主催団体の参加者を管理するアカウントを持っている人が4年後には卒業しちゃった、みたいなことになりかねません。

ゲーム選択

自分の開催するゲームのゲームタイトルを入力していきましょう。僕はポケモン関連の大会をよく開催しているのでポケモンと入力して「ポケットモンスター ソード・シールド」を選んでみます。
もうサ終してるはずのコマスターが運営に認知されてるのめっちゃおもろい
ウルトラサンムーンも追加してもらえませんか


こんな画面になりました。

この左側のメニューをクリックすると、それぞれの画面に移ることができます。
ここから各項目について一つ一つ見ていきましょう。
以下長くなってしまうのでそれぞれの項目は畳んであります。適宜展開してください。

大会情報

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さてでは一緒に大会情報を埋めていきます。
僕はひよポケの月末大会を開催するという設定でやっていきたいと思います。
「あ」とか適当に名前埋めたりしてもいいんですけど、せっかくなら実際をイメージしてやってみるとより理解が深まるんじゃないでしょうかたぶん。


過去の大会をコピーする

初回開催には使わないですけど、同じアカウントで開催した過去の大会のテンプレをそのまま持ってきて作業量を減らしたりできます。便利~!

カバー画像

なくても困りませんがあるとちょっと雰囲気が出ていいですね。
jpg限定らしいので、パソコンのペイントソフトの「JPGで保存」機能を使ったり、プライバシーに気を付けつつオンライン上のソフトを使ったりしましょう。
「PNGJPG 変換」とか検索したら出てきます。

大会タイトル名

なんかつけといてください。

ゲーム

ここはさっき選んだやつが表示されています。

トーナメント形式

ここは大会の性質によって選ぶところになります。
用語が出てきてよくわからない~~~と僕も初めて使ったときに思ったので、それぞれ軽く説明しておきます。

僕らがよくイメージするトーナメントです。
1回でも負けたらトーナメントからドロップして、全勝した人が優勝のアレです。

僕もやったことはないのでイマイチわかっていないんですが、基本的に僕らがイメージするトナメ(シングルエリミネーション)とイメージは変わらないようです。
違うのは自分の残機が2つに増えていることで、1回だけ負けたら負けた後は裏トーナメントに行くことでまだ戦うことができるのだとか。
要するに1回ではなく2回負けたらトーナメントからドロップするルールで、一回限りの運で負けてしまってもまだ挽回可能みたいなところがメリットなようです。

これはポケカなんかではよく使われるので有名でしょうか。
自分と勝ち数が同じ人がランダムに当たっていくことで、だんだん全勝者が減っていって最後優勝が決まるという形式のものです。
これのメリットとして、勝ち数が同じ人が当たっていくので全勝者が決まるまでは全員が同じ回数試合を楽しめることが挙げられます。

  • フリーフォーオール

対戦内容によって予め決められた条件に沿ったポイントを獲得していって、そのポイントで順位を決める、という形式です。
これ僕も初めて知ったんですけどめっちゃ便利でした、がんばれば残ポケ込み総当たりルールもできそうですし、変なルールの大会もやれそうでした。
↓詳しくは別記事で。
【Tonamel】フリーフォーオール機能で総当たり管理もポケモンの変なルールの大会もできることに気付いた話 - ほうこうレポート



エントリー期間

エントリー期間は自由に設定しちゃってください。
特に説明することもないですが、個人的には結構長めにとるのが好きです。

大会開始予定

これはちょっと注意が必要です。
というのも、大会が開催してしまうと基本エントリーはできなくなってしまうので、エントリーしそびれてしまった! みたいな人に対して優しくすることができません。
別に優しくしなくていい場合はいいんですが、優しくしたい場合は大会開催時間から30分くらい余裕を持っておいて、その間にエントリーしていない人がいないかを確認するといいと思います。
大会開催時間は公開した後でも、設定時刻を現在時刻より前に戻すことができるので、全員がエントリーしたことを確認してから本来の開催時間に戻す操作を行えば時間を待つ必要もないです。

開催形式

オンラインかオフラインかを選べます。
何が違うかというと次の項目のチェックインのやり方が若干変わってきます。

チェックイン

公式の説明そのまま乗っけときます

使うと寝坊して大会に来ていない人は除外するぞみたいなことができますね。
必要であれば設定しましょう。

出場枠の上限

めっちゃデカイたいかいになると困る、みたいなときはそれにしましょう
特に困らない場合は上限256人で特に問題ないと思います。

257人以上にする場合はTonamelさんに個別に相談できるみたいです。

大会詳細

ルールや注意事項を書きましょう。
別の記事にしたりしてる場合はその記事を貼ったりすればいいと思います。

公開設定

誰でも入ってきていい場合は公開、
そうでない(例えばポケモンサークルの人だけとか)なら限定公開してリンクをTwitterやらで配布
とかがいい感じだと思います。
非公開はひとまず立てるだけ立ててから考えようみたいな感じで使いやすいです。

エントリー時に入力させる項目

よくGoogleフォームで参加者情報を集めたりしますよね、あれのイメージです。
集めたい情報を書きましょう。
特になければ名前と意気込み欄とかが無難です。

結果報告

ここは対戦の結果をどう扱うかを選択できます。

  • 主催者のみ

主催者がTonamelを全部操作して勝敗を確定します。たぶん勝った人は主催に報告に来てください~っていう感じです。トーナメントを全部管理してくれればどうせそんな忙しくもないので無難ではあります。

  • 主催者と参加者

マッチ数が多かったりすると流石に主催者だけではさばききれなくなります。
結果を参加者が自分で入力して、それが大丈夫かを対戦相手が承認して、主催者も確認をする、みたいな流れの結果報告になります。
これをやると本当に主催のやることが0になって、なんなら自分で大会に参戦できます。
参加者が入力するのもそんなに手間ではないので、主催の面倒を減らす意味でもおすすめです。

オプション

大会の末尾にここに連絡してね~とか、生放送ここでやるぜ~みたいなのが作れます。必要に応じてって感じです。

一通り全部の入力が終わったら、「公開」を押しましょう。
大会ページが作成されるというだけなので、非公開とか限定公開を選んだ場合も「公開」で大丈夫です。

わーい

いい感じに作ることができました。
上の「参加者」とか書いてあるタブを押すと参加者一覧が確認できたりします。
トーナメント表も作るとここに公開されます。

参加者

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左の「参加者」をクリックするとこんな画面に。
ここにエントリーした参加者の一覧が表示されることになります。

ゲストプレイヤーを追加

今回は右上の「ゲストプレイヤーを追加」を使ってみましょう。
Tonamelでは参加者がエントリーすらせずに主催者だけで大会を管理することもできます。
8人追加してみました。

このプレイヤーは編集することができます。
クリックすると↓こんな感じの画面に。

一番上からエントリーをキャンセルして変更を保存すれば消すことができます。
他にもPlayer1となっているところを実際の参加者のハンドルネームに変更すればわかりやすくなるはずです。

トーナメントを作成

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左の「トーナメント表」をクリックしてトーナメントを作成してみましょう。

この画面になっている場合は、「大会情報」に戻って、

ここの「大会開始予定」を現在時刻より前に設定して変更を保存します。



さてトーナメント表の話です。

こんな感じでそれぞれで何本先取か決めることができます。
ポケモンでもゲームだとよくBO3(2本先取)の大会が行われていますよね。
終わったら「トーナメント表をプレビュー」します。

この画面ではトーナメントのマッチングを並べ替えることができます。
下の「シャッフル」は全体シャッフルです。
シード編集は必要であれば設定してください。シード編集を終わる場合は「確定」の横の「キャンセル」で抜けられます(ちょっとわかりづらかった)。
個別に入れ替える方法ですが、↓のように入れ替えたい人のシャッフルボタンをクリック→もう一人の入れ替える人のシャッフルボタンをクリック、というようにクリックする方法なので少し注意してください(頑張ってドラッグしようとしていた人より)。

終わったら、大会を開始しましょう。

開催中の操作

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↑点数を入力するマッチを選びます。

↑点数(勝った数)を入力して結果を確定します。

↑1回戦を全部埋めたら自動で2回戦が作られました。
これを全試合でやるだけ。Tonamelの威力が発揮されてます。


アナウンス

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この辺りは必要に応じて使うことがあれば。

スポンサー機能

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これめちゃめちゃすごいです。他のトーナメントツールではなくTonamelを使う理由の一つ。

大会がんばれ!と支援することができます。
例えば「ポケカのオフライン大会で景品を豪華にしたい!!」とかを叶えることができます。
特にポケモンサークルはOBOGの人たちが大会景品を出したりということが多いので、そんなイメージで使うことができるのではないでしょうか。
僕もまだお金を集めるほどの大会の予定がないため使ってはいないんですが。

公認支援大会

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PGIC2021ではTonamelさんによる公認支援大会として景品をいただいたりしています。
【PGIC2021】Tonamelさんの認定大会支援について - PGIC公式ブログ
一応これについても、Googleで検索すると申請ページ自体は出てきます。
Tonamelの運営の方によると特別知っているものでない限り弾いているとのことですが(そりゃそう)。
一応言及しておきました。

おわりに

一人でも多くの主催者さんが楽になりますように。
Tonamelを作っていただいた運営の方々、いつもありがとうございます。


















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