ほうこうレポート

ほうようポケモン、こうもりポケモン。

【Tonamel】フリーフォーオール機能で総当たり管理もポケモンの変なルールの大会もできることに気付いた話

はじめに

諸事情あってTonamelをひとりでいじいじしていたんですが、Tonamelの対戦形式「フリーフォーオール」がマジでめちゃめちゃ便利だということに気づきました。
備忘録も兼ねて、本記事ではポケモン関連の大会に使うことを前提に、Tonamelのフリーフォーオール機能について解説していきたいと思います。

フリーフォーオール機能って何?

僕もさっき調べました。
どうやら、対戦内容によって予め決められた条件に沿ったポイントを獲得していって、そのポイントで順位を決める、という形式みたいです。
ポケモンは基本的に勝った負けた以外に勝敗判定方法はないのでこれを使う機会は少ないのですが、カスタマイズ性能が半端ないです。

例えば僕が知っているポケモンの大会に「タガヤシスト杯」というものがあります。
これは勝ったら3ポイント、負け引き分けは0ポイントというルールに加えて、わざ「たがやす」を使ったら2ポイントというかなり特殊なルールです。
この大会が開かれてしまった経緯はまたいろいろあったと思うんですけど(非当事者)それは横に置いておき。

この大会はTonamelのフリーフォーオール機能を使えばこんな風に再現できます。

表示する







めっちゃ便利じゃないですか???
本来あんまりポケモンで使うことをあまり想定していない機能なので勝ち負けではなく1位2位という表記になってしまっていますが、工夫すれば実務上は問題ありません。

他にも後述しますが、ポケモンでブロック総当たり戦の管理もこの機能で出来てしまいそうです(Tonamelのポケモンページには現状総当たり形式は実装されていない)。

というわけでフリーフォーオール機能でこういう変なルールの大会が非常に開きやすくなるのではないでしょうかという提案をさせていただきたいと思っています。

使い方

Tonamelの基本的使い方は↓こちらを参考にしてください。
tonamel.com
一応本ブログでTonamelを使う方法を図付きで色々解説しようかと思っているのですが、この記事を書いている現在まだ下書きプレビューです。
追記
記事にしました。Tonamel公式Twitterで宣伝してもらってびっくりしました。Tonamelさんのお墨付きわかりやすい記事に仕上げられたので、まだTonamelを使ったことのない方はぜひ使ってみてください。Tonamelさんいつもありがとう。
kurobasana.hatenadiary.jp

大会情報設定

このトーナメント形式のところでフリーフォーオールを選んでおいてください。

今回は実際に開催したわけではないので、こんな感じでゲストプレイヤー4人を使って一人でおままごとしている様子で解説したいと思います。

対戦設定

ここがフリーフォーオールの設定をする大事な部分です。

試合数

全員が集まって大会が開始されてから、大会管理ページのうち「トーナメント表」を選択します。

この設定なのですが、「フリーフォーオール機能」は本来FPSゲームみたいな複数人が同時に戦うゲームなんかでキル数をポイントにするものなので、ポケモンでやるにはちょっと工夫が必要です。
具体的には

  • ポイントを全試合で集計するために、回戦数は1回のみ。
  • 1回戦の試合数を総当たりの試合数に(今回の場合ゲストプレイヤーが4人なので3試合)。

→人数の少ない総当たり形式の試合を勝手に想定していますが、大きな大会でスイスドローにする場合はスイスドローのマッチを別に決定する必要があります。
ので集計とは別にマッチを決める用のTonamelページも用意して、一つの大会に二つのTonamelのトーナメントを動かすとかいうことになりそうですかね。

などなど、若干工夫するところになります。

順位決定方法


この辺をうまく使って自分の想定しているポイント操作ができるように頑張って下さい。
最初の説明で使ったタガヤシスト杯の例なんかも参考にしていただければ。

トーナメント表をプレビュー

総当たりブロックが一つなら考えることは一つもないです。

ただ、もしブロックを二つ以上にするなら少し注意が必要です。
最初の試合数設定を1回戦のみの設定にしていると強制的にブロックが一つになってしまうので

  • 適当に2回戦とかに設定(付随して2回戦=決勝戦が開きやすくなるかも)
  • 一つの対戦カードの人数を一つの総当たりブロック当たりの人数にする


などの設定を行えば、一つのページで二つ以上の総当たりブロックを管理できます。

大会開始!


こんな感じでそれぞれ対戦結果を報告できます。
スクリーンショット不要設定を見つけることができなかったのでスクショが要求されてしまいますが、無視することができるのでそんなに問題ないです。
あと、1位2位とやっている以上、順位が重複しています云々と出ますがこれもまぁ問題ないです。
とまぁこんな感じで1試合ごとのポイントを入力していきます。
なんならTonamelはすごいのでこの辺のポイント入力を全部参加者がやる設定にすることもできます。フリーフォーオール機能では参加者がやる設定は僕は試していないので保証はしませんが。

全部入力し終わったらこんな感じでポイントが勝手に合算されます。

これで大会は無事終了ですね。


とこんな感じのことができるのではないでしょうか。

応用例――総当たり管理

大きな大会では総当たりブロックをいっぱい作って、そのうち上位の人たちを決勝トーナメントに、みたいな使い方をすることが多いと思います。
これも先述の通り、ブロックを二つ以上にする方法を使えば再現ができるのではないでしょうか。

試しに参加ゲストプレイヤーを8人にしてやってみました


ちょっと方法が特殊なので参加者に説明する手間はかかりますが、やれそうです。
総当たりブロックでよくある残ポケ数で決着っていうのもこれを使えばできそうです。
具体的には、
勝ち点を1勝ちごとに100点、ポイント計算のところに残ポケ数分の点数項目を付ければたぶんいけます。
(勝ち点がめちゃめちゃ多いのは、残ポケ数のポイントが勝ち点を超えないためです)
↓このように、↑一桁で勝利数、下二けたで残ポケ数合計を確認することができます。

2022/6/29追記
よくよく考えたら総当たりで大事な直接対決は全く記入できてません。フリーフォーオールなのでそれはそう。
別の場所に勝敗報告をしてもらって、勝ち数が同じだった場合だけそちらを参照する、とすれば一応解決はできそうですが。
それはそれとしても残ポケ数やらを自動計算できるのはまぁナシではないと思ってます。

応用例――ポケモンユナイト総当たり管理

ユナイトの場合、「ゴールポイント数」で同勝利数を決着とすることがあると思います。
この場合、ゴールポイントは合計で5000~6000くらいになってしまうと思うので、勝ち点を10000とかにしないといけません。
しかし、プルダウン型では1000ポイントより大きくすることはできませんでした。無念。

ので、数値入力にします。
こちらを使えば最大入力値100万に加えて偏差最大1000倍にできるので、理論上は10億点を一回当たりの上限ポイントにできます。よっぽどのことがない限りこれで事足りると思います。
上限値=勝ち、下限値(ゼロ)=負けとすれば入力もしやすく、わかりやすいです。
あとの方法については上の総当たりと同じになります。

↓最大の場合

↓ユナイトの場合

おわりに

ちょっと便利なTonamelの使い方を見つけて嬉しかったので書きました。
参考になれば幸いです。













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