はじめに
通話アプリ「Discord」は僕が一番気に入っている通話ツールです。
なんといっても機能が素敵。LINEとかSlackとかに比べてカスタマイズ性に富んでいるので、不満を自力で解決しやすいです。
最近だとサークルのオンライン活動にもDiscordを用いるところが増えてきましたよね。
少なくとも僕が所属するポケモンサークル界隈は全国どこもDiscordがメジャーです。
ただ、そんなDiscordにも1つ弱点が。
使い方が分かりづらい!!!
チャットがなんかぎっしり並んでるし、そもそもサーバーってなんなのかよくわからないし。
そんな風に困る人たちやそんな人たちに苦労してDiscordを教えている人たちがたくさんいると思います。
この記事がDiscordを使いこなしたいと思っている方々、楽にDiscordの使い方を教えたいと思っている方の役に立ってくれたら嬉しいです。
目次
アカウントを作ろう!
ここは要らない人もいるかもしれませんが、本当にイチから解説していきます。
サーバーに参加しよう
画面の見方
さて、サーバーに参加したらこんな感じの画面が表示されました。
画面にはそれぞれこういう意味があります。
- サーバー一覧
- 表示しているサーバーのチャンネル一覧
- 表示しているチャンネル(の書き込み)
- 表示しているサーバーの参加者一覧
スマホの場合は①&②、③、④でそれぞれ画面が分かれていて、スワイプすると移動できるはずです。
テキストチャンネルを見よう
それではまず、テキストチャンネルの様子を見てみましょう。
見るテキストチャンネルを変えるには、そのチャンネルをクリックします。
スマホの場合は一度右にスワイプしてチャンネル一覧を表示しなければいけないかもしれません。
なんだか色々しゃべっていますね。
赤色で示しているのがサーバーの人たちの書き込みです。
これはまぁ分かりますよね。
緑色で示しているのは「スタンプ」です。
LINEのスタンプなんかをイメージしてもらえれば大体合ってます。
スタンプはテキストの代わりに直接送信することもできれば、一番上の緑矢印のように、書き込みにスタンプをつけることもできます。
ピンマークがありますよね。↓これ。
これを押すと、管理者の人がピン留めした過去の書き込みをみることができます。
例えばそのチャットの最初にルールが貼られていたりすると、ログが流れてしまいますよね。
そんなときは過去ログを全部遡らなくても、ピン留めを覗いてみるともしかしたら見たいものが止められているかもしれません。
止められていなかったら管理者の方にお願いしましょう。
テキストチャンネルに書き込もう
テキストの送信方法
見てるだけじゃやっぱり面白くない。サーバーの人たちの雰囲気を掴んだら、書き込んでみましょう。
書き込む場所は↓この真ん中のところ。
文章を書き込んだら、「ENTER」か紙飛行機マークで送信です。
とDiscord利用者はよくなります。
改行をするには「Shift+Enter」です。覚えて置いてください。
せっかく文章を送ったなら、さっきのスタンプみたいに文章以外も送ってみたいですよね。
それぞれ送り方を説明します。
1.絵文字
上の画像の1番をクリックすると送ることができます。なおこの顔は何故か毎回変わります。
絵文字には元から用意されている汎用的なものと、サーバーで管理者が設定したスタンプがあります。
上の検索欄には、英語で入力すると検索することができます。
2.スタンプ
上の画像の2番をクリックすると送ることができます。
でっかい絵文字です。
LINEのスタンプとほぼ同様。
3.GIF
上の画像の3番をクリックすると送ることができます。
動くスタンプみたいなやつです。
検索欄に英語で入力するとそれっぽいGIFが検索されるので、選ぶと送ることができます。
リアクションをつける
試しに書き込んでみました。
そうしたらハートのスタンプが押されてよろしくと帰ってきました。
自分もリアクションで返したい!
リアクションをつける方法を知りましょう。
まず、既に誰かがつけているリアクションに重ねる場合。
これはその絵文字を押せばつけることができます。
下の画像の例でいうと、このハートの絵文字を押すことでつけることができました。
自分がリアクションをつけている絵文字は少し光って表示されます。
リアクションを新しくつけるには、つけたい書き込みにカーソルを合わせて絵文字マークを押します。
スマホの場合はつけたい書き込みを長押しして、メニューの上にある絵文字マークです。
そしたらつけたい絵文字を探して押せばつけることができます。
返信する
誰かの書き込みに対して返信をすることもできます。
やり方は絵文字を新しくつけるのと同じ、返信したい書き込みにカーソル合わせて返信ボタンを押します。
スマホの場合も返信したい書き込みを長押しすれば「返信」のメニューがあります。
するとこんな風な画面になります。
この状態で書き込みをして送信をすれば返信を行うことができます。
なお、「クロサナに返信中」の右の方に書いてある、「@ON」ボタンには注意が必要です。
「@ON」のときには返信された人にメンションされたのと同じ通知が届きます。
通知が迷惑になりそうな場合は一度クリック/タッチして「@OFF」にしてから送信しましょう。
返信することができました。
編集する
ついうっかりいつもの癖で「よろしく」ではなく「夜露死苦」と打ってしまった。まずい。
Discordにはメッセージの編集機能があるので大丈夫です。
編集したい自分のメッセージにカーソルを合わせる/長押しして、「編集」ボタンを押しましょう。
こんな画面で修正することが可能です。
なお編集機能について1つ注意が必要です。
この編集中の画面のまま別のテキストチャットを覗いたりすると、編集内容は失われてしまいます。
十分気をつけてください。
編集することができました。編集すると「編集済」のマークがつきます。
削除する
いや編集済のマークをつけるのはまずい。消したい。
それももちろん可能です。
カーソルを合わせて、「その他」のメニューを開きましょう。
すると、メッセージを削除という項目があるはずです。
ここを押して了承すれば消すことができます。
未読にする
遊びに誘われました。
明日夜、忘れないようにしないと。
こういうとき、通知がついていたら忘れづらいですよね。
でも1回見てしまったので通知は消えています。
これを解決するために、Discordには未読にする機能もついています。
さっきと同じようにカーソルを合わせてその他を押します。
「未読にする」を押せば解決です。
もう一度通知がついたのが確認できます。
これでもうテキストチャンネルでの操作に困ることはありません!
ボイスチャットでお話ししよう
テキストチャットはもう完璧。
でもDiscordはチャットだけのツールではありません。
ボイスチャットで通話する方法もバッチリ習得しましょう。
通話の入り方
入りたいボイスチャットをクリック/タッチするだけです。これだけ。ほんとに。
通話に入っても基本的には画面は変わりません。チャットをみることができます。
ただし、もう一回入っているチャットをクリックすると通話に特化した画面に切り替わります。
パソコンの場合
画面の見方/切り替え方
自分が入っているボイスチャットをクリックすると、こんな画面になります。
このとき、別のテキストチャットをクリックすると他の画面に戻ります。
この画面について詳しく見ていきましょう。
まず、この画面ではしゃべっている人が緑に光ります。
誰がどの声なのか分からない問題が軽減されますね。
画面のレイアウトを変える
上の画像の1番を選ぶとできます。
- グリッドモード→みんなを平等に表示します。基本の画面。
- フォーカスモード→一人に注目します。主に誰かが画面共有(後述)しているときに便利です。
ミュートにする/スピーカーミュートにする
画像の2番を選ぶと、「ミュート」にすることができます。
自分の声が通話に乗らなくなる設定ですね。
赤線で示した左の部分にもマイクボタンがついていて、こちらからでもミュートにすることができます。
また、左の部分のヘッドホンボタンを押すと「スピーカーミュート」にすることができます。
これは自分の声も通らず相手からの声も聞こえなくなる状態です。
急に電話がかかってきた!すぐ戻ってくる!なんて時、通話聞きたくはないけど画面共有だけしておきたい、みたいなときに便利な機能です。
カメラをつける/画面を共有する
画像の3番を選ぶと、カメラをつけたり画面共有ができます。
カメラマークは設定したカメラの映像を共有することができます。
モニターマークを押すと画面共有の設定が開きます。
アプリを選べばそのアプリだけの画面を共有できるほか、
「画面」タブをクリックすれば画面全体を共有することもできます。
注意としてスマホの場合は画面全体を共有する機能しかないため通知などが映りがちであるほか、割と共有が不安定なので注意してください。
ポップアウトする
画像の4番を選ぶと、ポップアウトができます。
これは通話に特化した画面をDiscordから切り離して表示する機能です。
こんな感じの画面を作ることができます。
通話を切る
画像の赤いボタンを押すと通話を切ることができます。
左下にも同じようなマークがあるので、そちらから切ることもできます。
プロフィールを見る
通話中は人を右クリック/タッチするとその人に関するメニューが開けます。
DMする
DiscordにはDM機能も付いています。
DMするには人を右クリック/したメッセージから「メッセージ」を選びましょう。
DM画面に飛ぶことができます。
相手の音量を変える/ミュートにする
実はDiscordには、通話にいる人のうち特定の人の音量だけをあげたりさげたりする機能があります。
例えば通話にいる人のうち一人の声だけ小さい、といったときにこの機能が役立ちますね。
右クリック/タッチでメニューを開いて、「ユーザーの音量」をいじってみましょう。声が小さくなるはずです。
もしくは「ミュート」を押すとその人の声だけが聞こえなくなります。ご利用は計画的に。
チャンネルごとの通知設定を変える
サーバーを使っているといずれこの問題に直面します
「新しい書き込みがあります」の白い通知がうるさい!!!!!
スマホのロック画面に出てきたりするわけではないからいいけど、やっぱりちょっと邪魔。
そういったときの解決方法を3つご紹介します。
サーバー内のチャットをまとめて既読にする
左にあるサーバーのアイコンを右クリックしましょう。
スマホの場合はサーバーの名前をタッチです。
「既読にする」を押せば通知が消えます。
特定のカテゴリー/チャンネルをミュートにする
「チャンネルを通知オフ」の機能を使うのも手です。
設定したいカテゴリーやチャンネルに右クリック/長押しして、「チャンネルを通知オフ」を選びます。
ずっとミュートにすることも、一時的に通知オフにすることもできて、白く光ることもなくなります。
もしくは逆に通知設定をいじって、全ての書き込みでスマホのロック画面に通知が届くようにすることもできます
受信ボックスを使う
右上のゲームボーイアドバンスみたいな絵文字(伝わらない)を押してみてください。
色んなサーバーの未読の書き込みを全部ここにまとめてくれています。
便利です。
書き込みがあるとこんな感じで表示されるので、チェックマークを押して既読にしましょう。
これで通知設定にも困らないはずです。
アカウントの設定
最後にアカウントの設定も見ていきましょう。
こちらもパソコンを画面で話していきます。
スマホだと若干設定のレイアウトが違いますが、同じような項目があるはずです。
全ての設定に触れているとキリがないので、一部の大事な設定だけ説明します。
スマホでもアイコンを変える方法などは知っておくべきかもしれません。
設定画面への行き方
パソコン版
パソコン版は画面の左下の歯車マークからアクセスできます。
設定画面はこんな感じ。
マイアカウント
ここではユーザーの登録名やメールアドレス、パスワードを変更することができます。
アカウントを消すのもここですね。
ユーザープロフィール
ここではサーバーなどで表示されるプロフィールを変えることができます。
アカウントのアイコン(アバター)画像、自己紹介などを書くことができます。
接続
ここでは外部アプリの自分のアカウントを表示することができます。
Twitterなどを連携して、プロフィールに表示をオンにしておくと、プロフィールに自分のアカウントが表示されます。
音声/ビデオ
こちらは結構大事です。
音声設定
- 入力デバイス
自分の音声を拾うデバイスを選べます。例えば新しくマイクを買ってきて接続した場合はここをいじることになります。
入力音量のバーをいじると相手に聞こえる音量を調整できます。
相手に声が聞こえづらくなっている、なんて時はこの設定を見直してみましょう。
- 出力デバイス
こちらは他の人の声を聴くデバイスを選べます。
デスクトップじゃなくてイヤホンから音を出せ!!!
みたいなときはこちらから設定する必要があります。
また、相手からの声が変に小さい、なんて時はひとまずここの設定を見直してみましょう。
- 入力モード
こちらはDiscordが音声を感知する仕組みを決定しています。
「音声検出」にすると、音を感知したときにそれをそのまま流すことができます。普通の通話です。
一方「プッシュトゥトーク」は、喋るときに何かのボタンを押さないと声が出せないらしいです。こっちをつかうことはほぼないので僕も詳しくは知りません。
- 入力感度
入力感度とは要するに、小さい音を通話に入れないようにする仕組みです。
ちょっとした雑音なんかは通話に入らなくなるという優れもの。
「入力感度を自動調整する」をオンにすると、Discordが自動で音声を検出してくれて、音声以外の雑音は拾わないようにしてくれます。ただし後述の「ノイズ抑制」を入れていないとまだちょっと雑音除去性能は甘めです。
オフにすると先ほどの画像のようにバーが現れます。
バーを動かすと、黄色と緑の比率が変わります。
また、何か声を出してみるとバーが動いているのが見えるはずです。
「音の大きさが緑色の域に達する場合のみDiscordの通話に音声を載せますよ」という仕組みのものです。
結構上級者設定なので、入力感度の自動調整じゃ不満だなって時に頑張って設定してみてください。
ビデオ設定
こちらはカメラを映したときに流れる設定です。
パソコン限定の設定になります。
- ビデオをテスト
押すと実際に映るカメラの映像が流れ始めます。
- 常にビデオのプレビューを確認する
オンにしておくと、カメラをオンにしたときに画像が映る前に一度プレビュー画面を挟んでくれます。
- カメラ
こちらはカメラの設定を変えます。
例えば外付けのWEBカメラを買ってきて取り付けた場合はここの設定をいじってそのWEBカメラの映像を使う設定にする必要があります。
他にも、OBSの仮想カメラなど、画面上のものをカメラとして映す機能があるソフトを連携することで安定した映像を映すことができるようになります。
- ビデオ背景
これはZoomのビデオ背景で有名ですよね。
あれと同じような感じで、背景を設定できます。
詳細設定
結構多いのと、ちゃんと説明が書いてあるのでここでの記述は一つ以外省略します。
省略しますが、結構便利な設定が揃っているので一度見ておくと「Discordすげー」となります。
さてその省略しない一つが、詳細設定の一番上にある「ノイズ抑制」です。
これが本当にすごくて、今まではめちゃめちゃ通話に乗ってしまっていたタイピング音などが全部シャットアウトされます。
自分の声より大きいだろと思うような雑音すらカットされていて感動します。
普通に通話しているときなら、オンにしない手はありません。
通話に繋いでいるときはここからもノイズ抑制の設定ができます。
Windows設定
最後にWindows設定を説明します。
といっても書いてある通りなんですが、パソコンを起動したときにDiscordを自動で起動したりする設定をここから変えることができます。
デフォルトではオンになっているので、パソコン開いただけで勝手に起動するなや!ってときはここからオフにしましょう。
また、3つ目の「トレイに最小化」は、Discordのウインドウを閉じる×ボタンを押してもDiscordのタスクが終了しないようにする設定です。
これがオンだと、間違えて通話中に×を押してしまっても通話が途切れなかったりします。
基本的にオンで大丈夫ですが、重いからタスクをちゃんと終了したい、みたいなときにはオフにするべきかもしれません。
おわりに
ここに書いてあることを全てできるようになった方はもうDiscord中級者です。
ぜひDiscordを使って楽しく活動をしてください!
もしDiscordを使っていく中でサーバーを管理したくなったら、この記事を読んでください。
kurobasana.hatenadiary.jp